「せとかわデニムプロジェクト」とは?

「せとかわデニムプロジェクト」は、「瀬戸内かわいい部」と「EVERY DENIM」がコラボして立ち上げた商品開発プロジェクト。

瀬戸内の「デニム」を「かわいい」という切り口から見つめ直し、商品の生産過程でうまれるデニムの端材を活用して新たな商品を作り、その企画〜販売を通じて、デニムや瀬戸内の魅力の発信することをめざしています。

プロジェクトの期間は、2019年春〜2020年春までの1年間。

2020年春の商品発売をめざし、瀬戸内にゆかりを持つ県内外のプロジェクトメンバー全16人といっしょに活動中です。

プロジェクトのはじまり


きっかけは、EVERY DENIMとの出会い

「せとかわデニムプロジェクト」は、2019年1月、瀬戸内かわいい部がEVERY DEDNIMの島田舜介さんに出会ったことをきっかけに始まりました。

瀬戸内の「デニム」産業について

瀬戸内地域は、デニム産業の一大集積地。特に岡山県倉敷市児島は「国産ジーンズ発祥の地」として知られていて、縫製、織り、染め、加工などの高度な技術を持つ職人が集まり、その技術のすばらしさで世界から高い評価を受けています。


瀬戸内かわいい部は、EVERY DENIMさんから、そうした職人さんの仕事や、ものづくりに対する想い、取り組まれている数々のプロジェクトについてお話を伺う中で、「デニムの端材」の存在について知りました。

「デニムの端材」を活かして何かできないか?

デニムを制作する際に、糸、あるいは織の問題で入ってしまう細かいスジ。このほんの少しのスジが入っていることで、流通には出さず、B品として保管されているデニムがあるとのこと。


わずかなスジ以外、品質に遜色がない、美しいデニムの生地…。

職人の目が光るからこそ生まれる、もったいない端材。


その端材を活用して、「かわいい」という要素をプラスしながら新しい製品を生み出せないか?

商品づくりの過程で、デニムや瀬戸内の繊維産業について知り、職人さんの想いに触れることで、より製品や地域をより大切に思えるようになるんじゃないか?


それは生産者にとっても、製品の受け取り手にとっても、価値あることだと思い、「デニムの端材を活かしたかわいい小物をつくろう!」というミッションを掲げました。

「かわいい」でデニムを再編集!

EVERY DENIM島田さんとのお話を、すぐに瀬戸内かわいい部運営メンバー全員で共有!

そのとき声をあげたのが、東京から瀬戸内かわいい部に参加しているメンバー・みなみでした。


運営メンバーの中で唯一、瀬戸内ではなく東京で暮らしながら活動に関わっていたこともあり、瀬戸内かわいい部の立ち上げ当初から「瀬戸内から離れていても、瀬戸内とつながって活動できる仕組みがあればいいのに」という思いを持っていたみなみは、こう思いました。


瀬戸内かわいい部の運営メンバーだけでアイデアを出して商品づくりをすることはできる。

でも、瀬戸内かわいい部に集う「かわいい」への感度が高い人たちからもアイデアを集めれば、もっと良いものができるんじゃないか?

遠方でもオンラインから参加できるようにしたりなど、それぞれの状況に応じて参加できる場を作れば、思い描いていた「瀬戸内から離れていても、瀬戸内とつながって活動する仕組み」を作れるんじゃないか?

地元に限らず、遠方のメンバーにも参加してもらえば、デニムや地域の魅力を、もっと多くの人に届けていけるんじゃないか?


そんな想いから、せとかわデニムプロジェクトの企画書を作成し、島田さんにご提案。

「やってみましょう!」と快諾をいただき、瀬戸内かわいい部初の「全国からメンバーを募集する長期プロジェクト」として「せとかわデニムプロジェクト」はスタートを切ることとなったのです。

16人のプロジェクトメンバーといっしょに旗を掲げる!

その後、2019年3月にメンバーの募集を開始!

その結果、岡山・香川・東京・京都・滋賀から10人の応募が集まり、そこに瀬戸内かわいい部とEVERY DENIMのメンバーが加わって、全部で16人のチームでプロジェクトを始動することになりました。

はじめましてからスタートしたチームは、最初こそ手探り状態でしたが、すぐにそれぞれが胸に秘めていた「自分の手で、瀬戸内から新しい魅力を発信してみたい」という熱がひろまり、メンバーそれぞれが自身の得意分野や経験を活かしながら、商品デザインやイベントの企画に前のめりに取り組みはじめました。

2020年春の発売「瀬戸内デニムピクニックシート」完成!

1年間のプロジェクトの末「瀬戸内デニムピクニックシート」という商品が完成!
オンラインストアでの販売をスタートさせ、この頃地元メディアでもご紹介いただくなどしました。

コロナの影響で当初予定していたイベントが全て中止するなどのアクシデントもありましたが、改めて「このプロジェクトで得たもの・最後に伝えたいことはなんだったのか」と考える契機となりました。

完成した商品だけでなく、1年間のあゆみで出会えた人や地域との繋がりこそが宝物で、できあがった商品をきっかけにまた新しい輪が広がっていくことこそ描きたかった景色だと考え、フィナーレイベントには、約15団体が参加するオンラインマルシェとお世話になった方々をゲストに迎えた8時間の配信企画を行いました。

2021年、Season2をスタート!

当初は1年間の期間限定の企画の予定でしたが、2020年に叶えられなかったデニムピクニックの実現を目標に、プロジェクトの継続が決定しました。Season1でうまれた繋がりや可能性の「その先」の景色をめざし、新メンバーも迎え「せとかわデニムプロジェクトSeason2」をスタートします!